Transformation／村治佳織
武満徹さんの「12の歌」や映画音楽、スティングのギター「ドミニク・ミラー」と競演
1.ヘイ・ジュード（「ギターのための12の歌」から）（武満徹）
2.ミッシェル（「ギターのための12の歌」から）（武満徹）
3.ヒア・ゼア・アンド・エヴリウェア（「ギターのための12の歌」から）（武満徹）
4.イエスタデイ（「ギターのための12の歌」から）（武満徹）
5.ヒロシマという名の少年（武満徹）
6.不良少年（武満徹）
7.不死の水（「エピタフィオス 第7曲」）(テオドラキス)
8.わが星は消えて（「エピタフィオス 第4曲」）(テオドラキス)
9.5月の日（「エピタフィオス 第3曲」）(テオドラキス)
10.きみは窓辺にたたずんでいた（「エピタフィオス 第6曲」）(テオドラキス)
11.ヴェニスの謝肉祭による変奏曲（タルレガ）
12.フェアウェル・トゥ・ストロームネス（P.マクスウェル・デイヴィス）
13.すべては薄明のなかで(武満徹)
14.すべては薄明のなかで(武満徹)
15.すべては薄明のなかで(武満徹)
16.すべては薄明のなかで(武満徹)
17.オーバー・ザ・レインボー（「ギターのための12の歌」から）（武満徹）
18.ロンドンデリーの歌（「ギターのための12の歌」から）（武満徹）
19.ラスト・ワルツ（武満徹）
20.悔いなき美女（スティング / ドミニク・ミラー編曲）（ボーナス・トラック）
21.フラジャイル（スティング / ドミニク・ミラー編曲）（ボーナス・トラック
今、クラッシックギター界では一番人気の村治佳織さんです。でも、そこはクラッシックの世界ですから、人気の裏には実力が必要です。本当に上手だと思います。
クラッシックのアルバムは難しい、みたいな感覚があると思いますがこのアルバムは、親しみやすい曲が選ばれています。
例えば、ビートルズの「ヘイ・ジュ−ドやミシェッルまたオーバーザレインボーやロンドンデリーの歌など。実はこれ、日本が誇る大作曲家の武満徹さんがアレンジしたギターのための１２の歌からの選曲なんです。クラッシックギターの世界ではすでにスタンダードになっていてとても素晴らしいアレンジです。それを村治佳織さんがどのように解釈して演奏しているかが聴き所です。
ところで、村治佳織さんのコンサートへ行ったときにサイン会がありましたが握手はNGでした。ギタリストは手が命。ということでしょうか。
この曲はマスターしたい
１曲目・ヘイジュード
言わずと知れたビートルズのナンバーです。1968年にシングル発売されて、21週間チャートインした名曲。ぜひレパートリーに入れておきたい曲です。ビートルズのナンバーなので曲自体が有名ですし、皆が知っている曲ですので・・。この村治佳織さんの演奏はよく「スイング」していて参考になります。
４曲目・イエスタデイ
こちらもビートルズのナンバー。もはや音楽のジャンルを越えてクラシックになりつつある曲です。武満徹さんのすばらしいアレンジを華麗にしかもやさしく演奏してます。このあたりの表現力はぜひ学びたいところです。
１８曲目・ロンドンデリーの歌
違う歌詞のダニーボーイとしても有名な曲です。この様なゆったりとした曲をじっくり弾いてみたいものです。とかく技巧のすごい曲に目が行ってしまいますが、この様な曲をきちんと「感情を移入」して弾ききることが出来る人が本当に上手な人だと思います。