ワン・クワイエット・ナイト/パット・メセニー | ソロギターお薦めCD・DVD | ソロギターレクチャー
トップページ > ソロギターレクチャー > ソロギターお薦めCD・DVD・ジャズ・フュージョン > ワン・クワイエット・ナイト/パット・メセニー

ワン・クワイエット・ナイト/パット・メセニー

バリトン・ギターによるワンマン・ソロ・アルバム

曲目
1・ワン・クワイエット・ナイト
2・ソング・フォー・ザ・ボーイズ
3・ドント・ノー・ホワイ
4・アナザー・チャンス・トゥ・ビー
5・アンド・タイム・ゴーズ・オン
6・マイ・ソング
7・ビース・メモリー
8・マージー河のフェリー・ボート
9・オーヴァー・オン・4th・ストリート
10・アイ・ウィル・ファインド・ザ・ウェイ
11・ノース・トゥ・サウス、イースト・トゥ・ウエスト
12・ラスト・トレイン・ホーム
13・イン・オール・ウィー・シー

わたしの大好きなギタリスト、パット・メセニーさんの初ソロアルバムです。

パット・メセニーさんは、今のジャズ界ではもっとも忙しいギタリストと言われている活躍をしています。もちろんソロギターは名手中の名手。今までソロ作品がなかったのが不思議なくらいです。

このアルバムは全編「バリトン・ギター」というスチール弦のギターで演奏しています。これまでパット・メセニーさんのギターを何本も制作しているカナダ人女性Linda Manzerさんによる特別モデルです。

バリトン・ギターは通常のギターより低い音程でチューニング、ベース的効果をも狙った特殊なギター。基本的にはナッシュビルチューニングというチューニング方法でしかもバリトンギターの低音がからみ、なんともいえない独特の世界をかもしだしています。それがまたここち良い!

さらに、ジャズギタリストらしく、ほとんどのテイクがワンテイク。つまり一発で録音しているということ。そしてそのテイクがほとんど即興だというから驚きです。この完成度からはとても即興とは思えません。

昔からのパット・メセニーさんのファンにはお馴染みのラスト・トレイン・ホームがいいですね。この曲はライブでも演奏しています。お恥ずかしながらライブを観にいった時にはあまりのアレンジの華麗さに新曲かと思ってしまいました。また、すべての曲を自分の家のスタジオで録音したとのこと。うらやましい・・・。

この曲はマスターしたい

かなり特殊なのでまずバリトンギターが手に入らないのでコピーは断念。 しかしいわゆる「かきむしり」奏法的な2曲目のソング・フォー・ザ・ボーイズなんかはひとつの例としてお手本になります。

またアレンジという面からみると12曲目のラスト・トレイン・ホームノラジョーンズさんの3曲目ドント・ノー・ホワイなどを、もとの曲と比べてみるとおもしろいと思います。

それにしても綺麗な音です。フィンガーノイズもかなり入っていますがライブ感があってでよりよい効果が出ています。 音の微妙なニュアンスも参考になるのではないでしょうか。



▲Pagetop