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『ゴジラ』メインテーマ1954

ソロギター用に映画『ゴジラ』のメインテーマをアレンジしました

アレンジの考え方とポイント

この曲はご存じ、映画「ゴジラ」のメインテーマです。1954年の作品で、メインテーマは伊福部昭氏の作曲になります。とにかく印象的な旋律ですし、あまりにも有名ですから今さらながら…と言う感じもしますが。。。

以前NHKか何処かでこの曲についての特集番組を観て、改めてじっくりと聴いてみたら、とても深く、そしてカッコ良い楽曲と思ったのでアレンジをしたと言うわけです。


ベスト・オブ・ゴジラ

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まず原曲をチェックしたのですが、実はいろいろなバージョンがあることが解りました。その中で選んだのが、やはり映画に使われていたバージョンです。

改めて聴いてみて思ったのが意外にテンポが速いと言うこと。実はこのテンポの速さが後にアレンジの全体像を決めることになるのですがこれは後ほど。

まずはイントロ部分。

「ゴジラ」の叫びのようなブラスからスタートしますが、これはソロ・ギターでは和音のスラーで表現をしてみました。

そしてテーマに入る前に8分音符の刻みの部分があるのですが、これは原曲ではコード「Em」になっています。しかしここはあえて「F♯」の音を加えて「Em9」的なコードにしました。この方が少し「恐ろし感」が出てイイと思ったので。

ちなみに、理論的にコード名などを書いて話をしていますが、これって完全な後付けですから。

つまり、アレンジをしているときはコード名などはあまり考えないで自分の耳でイイと思った音を選ぶのが正解だと思っています。あえて説明を書くときになってコード名をチェックしたら…と言うことですから。

さて、いよいよあの印象的なテーマです。

原曲ではオクターブ上の音でメロディを奏でています。ところが、その通りにすると最後のところで音が思いっきり高すぎてしまうんですね。ですから、アレンジはオクターブ下げてスタートをしています。

メロディは8分音符を中心にして奏でられています。それに対してバックでは、4分音符を中心にして低い、高いを繰り返しています。そう、つまり一番低い音は1拍めと3拍めに入っているんですね。

まずは、原曲の通りにバックの音を入れてアレンジをしました。ところが、演奏をするに当たってテンポが速いために技術的な難易度が増してしまうと言うことと、全体の「雰囲気」と「勢い」が失われてしまうんですね。

そうです…オーケストラの楽器だから決まるわけで、ギター一本だと少し苦しいことが解りました。

そこで方向を転換して「雰囲気」と「勢い」を重視するアレンジに変えました。

とにかく、あのメロディを生かし、バックの音は「雰囲気」と「勢い」が出せれば、細かい譜割はあまり考えない…と言う感じでのアレンジですね。

ですから、演奏をするときも、そこはほとんど意識しないで、ときに4分音符、ときに8分音符でそれこそ適当に入れた感じです。

でもこの方が結果として「雰囲気」としては良くなったと思っています。

このように細かいアレンジをしても、実際の演奏では「雰囲気」と「勢い」で流していく方法もありだな…って思いました。まあ、もともとが私は、ジャズ畑の人ですから。。。

続いてワンコーラス終わった後に、また「ゴジラ」の叫びのようなブラスが入ってきます。ここも和音のスラーで対応をしました。

そして2コーラス目が終わってエンディングですが、実はエンディングのコードが「Em」ではなく「Em9」的なコードなんですね。

曲の終わりとしては「Em」の方が安定感があるのですが、何せ「ゴジラ」ですから、恐ろし感を出すために「F♯」を入れて「Em9」にして、少し不安感が残るようにした。。。と勝手に想像しています。

と言うわけで、このエンディングがあったので、先ほど説明したイントロの部分も、今回アレンジをする際に「Em9」にしたと言うわけです。

とにかく「雰囲気」と「勢い」を生かすようにアレンジをしたつもりです。さて、「ゴジラ」の雰囲気が出ていますでしょうか。。。

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