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ピック弾きのコツ1

最も大切なことは力を入れずに楽に持って弾くこと

ギター・ピックの持ち方が解ったところで、実際の弾き方をお話します。

まず、ピック弾きの最も大切なことはあまり力を入れずに、楽に持つということです。これが最も基本的なことで、大切なことになります。

よく初心者の方の弾き方を見ていると、腕からピックの先までがコチコチになって、まるで一本の硬い棒のようになって弾いている方がいます。これでは楽に、自由に動きませんよね。だから、リラックスして弾くことが大切なんです。

ピック弾きの基本的なコツは、大きく分けて3つあると思います。

まず一つめのコツは面が接触していると言うことを理解することです。

ちょっと解りにくいのですが・・・。

あたり前ですが、ギターは弦を弾くことで音が出ます。これもあたり前ですが、ピックを持っている場合に弦と接触するのはピックです。

ちなみにピックで弦を弾くことを一般的にピッキングと呼びます。

ピックはご存知の通り、厚さ数mmの薄い板状の形をしているので、普通に考えればその平らな面が弦と接触をするということになります。

これは弦とピックとの接触は点ではなくて面と言うことなんですね。

初心者の方の場合は、ピックの先の鋭角な部分で弦を『弾こう、弾こう!』とする傾向があって、ピックを弦に当てるのに苦労をしている姿をよく見かけます。これは点でピックを弾こうとしている為です。

点より面の方が接触する部分は広いので、弦にピックを当てるのには楽と言えますよね?

ギターの弦にピックの面を当てるということはギターの弦にピックを当てる角度と言い換えることもできます。

つまりそれは

ピックの一番広い面を弦に当てる
弦に対してピックを直角に当てる

ということで、これがピック弾きの基本になります。

ピックと弦が直角!

ピックと弦が直角ではない!

ピックと弦が直角

これはあくまでも、ギターの弦とピックの一番広い面との関係ですので、ギターの弦と平行方向でのことではありません。ですから下のような感じでもOKということになります。

ピックの弦への当たり方OK例
ピックの弦への当たり方OK例

これは指で弾く場合も同じなんですが、直角で弦に指やピックが当たり、その直角方向に弾き切るのがもっとも自然な弾き方と言われています。

もちろん、やや角度をつけて当てると言う方法もありますし、それが生み出す効果を意図的に狙う場合もあります。実際に自分のピック・アタックを良く観察してみたのですが、わたしの場合は少し角度が付いていることが解りました。と言うか、お恥ずかしながら今回改めて気が付きました・・・。

何年も弾いていると、自分の弾きやすい角度で弦に当てるようになってくるのですが、初心者の方はまず直角に当てる、つまりピックの面の部分が弦に当たっているという意識を持つようにすると良いと思います。

このように弾いていくと『もっと角度をつけた方が弾きやすい!』とか『こっちの方が音が良い?』とか、いろいろと試行錯誤することができます。そして、時間は掛ると思いますが段々と自分のスタイルができてくるわけです。

次はその他のピック弾きのコツについて話をします。

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