アイズ・オブ・マインド(EYES OF MIND)/カシオペア(CASIOPEA)
カシオペア(CASIOPEA)の『アイズ・オブ・マインド-EYES OF MIND』をソロギターにアレンジして弾いてみました
カシオペア(CASIOPEA)の『アイズ・オブ・マインド-EYES OF MIND』をソロギターにアレンジして弾いてみました。この曲は、カシオペア(CASIOPEA)のアルバム『MAKE UP CITY』に収録されています。
『EYES OF MIND − アイズ・オブ・マインド』はカシオペアの、特に初期の代表的な楽曲です。
正しい英語では『EYES OF THE MIND』になり、カシオペアも同名のアルバムをリリースしてからはこの曲のタイトルに「THE」が入っています。今回は、アレンジのベースをアルバム『MAKE UP CITY』のバージョンにしているので原題通りに「THE」は入れてありません…余談ですが。。。
今回、ソロ・ギターにアレンジするに当たって『原曲の持っている16ビート感と8ビート感を醸し出せるか?』を課題にしました。
ご存じの通りカシオペアのサウンドカラーの特徴のひとつが16ビート。そして、ベースが八分音符でオクターブのスラップフレーズを奏で、ドラムがオープンハイハットを使った「シッチー、ハッチー」と言うようなリズムを刻む8ビートもサウンドカラーのひとつですね。
『EYES OF MIND − アイズ・オブ・マインド』はこれらが両方入っている楽曲です。
ソロ・ギターでは、なかなか表現しにくいところなんですが、特にこのような楽曲では、私の場合ベースラインをなるべく再現するようにアレンジをしています。
言うまでもなく、ベースと言う楽器はコードのルートを決める役割と同時にドラムと共にメインのリズムを刻むと言う役割があります。
ですから、ベースラインを再現するようにアレンジをすることで、その楽曲のリズムをある程度、感じてもうらうことができると思っています。
と言うことで今回のアレンジは基本的に、ベースラインにメロディを乗せて、その2つの間に出来る隙間に和音を入れる…と言う考え方でアレンジをしました。
実は、この考え方がもっとも顕著に出ているのがイントロのアレンジです。
原曲のイントロは、シンセのメロディラインに答えるようにベースラインが奏でられています。そして、その2つの旋律の間を、白玉のコード和音とギターの細かいアルペジオが埋めている…と言うような感じです。
これをソロ・ギターにアレンジするときに「どのように考えたのか?」を動画で解説してみました。
続いて、先ほど話しをしたようにこの曲では、ベースラインをなるべく再現するようにアレンジをしました。そのベースラインの特徴として中サビとサビの部分があります。
中サビは、先ほども話した、ベースが八分音符でオクターブのスラップフレーズを奏でてドラムがオープンハイハットを使った「シッチー、ハッチー」と言うようなリズム。そしてサビの部分は、16分音符で拍裏でアクセントを取るスラップフレーズです。
これらのベースラインを再現するときのポイントになるのが、スラッププレイでのプルの表現方法です。
ご存じの通りプルと言うのは人差し指などで弦を引っ張って奏でます。ですから、曲のアクセントと同時にリズムのインパクトとして結構重要なポイントになります。
まず、中サビのプルの表現方法としては3つのアイデアで演奏をしています。
ひとつは、そのままオクターブで原曲のベースライン通りに弾く方法。もうひとつは、プルの部分にコード和音を奏でる方法。3つめは、ルート音にプルのリズムを入れて、ルート音だけで奏でる方法です。またこの3つめの方法はサビの部分のプルも同じ考え方でアレンジしました。
まあ、大変文章では解りにくいので、こちらも動画で解説をしました。
と言うことで、カシオペア(CASIOPEA)の『EYES OF MIND − アイズ・オブ・マインド』のソロギターアレンジ。楽しんでいただければうれしいです。
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