Melodies of love(メロディーズ・オブ・ラブ)/Joe Sample
ジョー・サンプルさんの名曲『メロディーズ・オブ・ラブ』をソロギターにアレンジして弾いてみました。
昨年亡くなったジョー・サンプルさんは一番好きなピアニストでした。
クルセイダーズでも多くの名曲を生みだしていますが、やはりこの曲は追悼の意味も込めて『外せない』と思ったので今回ソロ・ギターにアレンジをして弾いて見ました。
ちなみに、一番最初のオリジナルバージョンは、ジョー・サンプルさんのソロ・アルバムの『RAINBOW SEEKER(虹の楽園)』に収録されています。
実は、かなり前にアレンジが出来ていたのですが、弾いていてどうもしっくりとこなかったのですね。ちなみにそのアレンジの元になっていたのは、先の『RAINBOW SEEKER(虹の楽園)』のバージョンです。
以前、メモ的に演奏をしたのがこちらの動画です。。。
まあ、これはこれで良いのかも知れませんが。。。
この原曲は結構ビートが流れています。テンポも気持ち速めなんですね。 ですからソロギターだと少し間延びしている感じがしてしまいます。
自分的には、もう少しバラッド風に決めることができないか?と考えていたところ、 想い出したのがこちらのバージョン。
そこでいままでのアレンジをほぼ捨てて、こちらの『サンプル・ディス』のバージョンを元にしたアレンジに作り直したと言うわけです。
さて、今回のアレンジでは、フリーテンポの部分を最初と最後に作りました。最初の部分はジョー・サンプルさんの弾いているフレーズを追悼の意味を込めてそれなりにギターに起こしたと言う感じでアレンジしました。エンディングの部分については、少しフレーズをいただいて後はギター的にまとめてみました。
その2つのフリーテンポの間にインテンポで、テーマとインプロヴィゼーションを挟んだ。。。そんな構成になっています。
このようにソロ・ギターでフリーテンポの部分とインテンポの部分を入れる場合は、どちらがどちらか解りにくくなりがちです。考えてみればどちらもギター一本だけですからね。ですから、どちらかと言うとインテンポ部分を強く意識した方がプレイをする上でメリハリがつくように思っています。
テーマ部分、そしてインプロヴィゼーションの部分は、コードにメロディを乗せると言う、いたってシンプルなアレンジです。
コードについては、ジョー・サンプルさんのオリジナルはもう少しテンションノートが多く入っていて複雑なヴォイシングなんですがソロ・ギターだとやはり限界があるので、ベースラインを中心にもっとシンプルなコードにしてみました。
ピアノの場合は、鍵盤楽器ですからレンジが広いし、ごく近い音でも重ねて奏でることができると言う特徴がありますからね。
それに対抗するには、解放弦を上手く使うと良いと思います。今回のアレンジではあまりしていないのですが。。。まあ、ピアノ演奏を元にソロ・ギターをアレンジする場合は、押さえるポジションをかなり考える必要がありますから、その分演奏自体の難易度も増してしまいますけど。
と言うことで、追悼・ジョー・サンプルさんと言うことで少しジャージーに仕上げた『Melodies of love(メロディーズ・オブ・ラブ)』・・・楽しんでいただければうれしいです。
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