宝島（ TAKARAJIMA ）／ T-SQUARE

T-SQUAREの名曲「宝島（ TAKARAJIMA ）」をソロ・ギター・アレンジしました

日本のフュージョン・バンドの草分けである「T-SQUARE」の超有名で、名曲である、キーボードの和泉宏隆さん作曲の「宝島（ TAKARAJIMA ）」をソロ・ギター用にアレンジをして弾いてみました。

この曲は「T-SQUARE」がまだ「THE SQUARE」として活動していた時の名曲で1986年リリースの「S・P・O・R・T・S」と言うアルバムに収録されています。

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「フュージョン名曲・ソロギター・アレンジ」と言うことで、何曲かアレンジをしたのですが、やはり「カシオペア」とともに、日本のフュージョン・シーンの代表的なバンドと言うことで何かアレンジをしたいと思っていました。

私はオリジナルのフュージョン・バンドで長い間活動をしていたのですが、同時並行して実は「T-SQUARE」のコピー・バンドにも参加していたんですね。ですから、「T-SQUARE」の曲はそれこそカシオペアの曲以上に演奏をしてきました。ですから当然、ギターの安藤まさひろさんのコピーも結構したんですね。

数多い「T-SQUARE」の曲の中でも、一番多く演奏したのが「TRUTH」とこの「宝島（ TAKARAJIMA ）」でした。

「TRUTH」は聴いているお客様の反応はやはり一番良かったので良くライブで演奏をしたのですが、それに負けず「宝島（ TAKARAJIMA ）」も、何百回（？）演奏したか解らないくらい演奏したのです。そんな思い入れもあり、今回ソロ・ギター・アレンジをしたと言うわけです。

この曲はコード進行が比較的ストレートであり、そのコードの響きの上に綺麗にメロディが乗っています。ギターで弾く場合も、一般的なコード・フォームのトップ・ノートにほとんどのメロディラインが納まってきます。

ですから、あまり凝ったアレンジにはしないで、いたってストレートに、コードにメロディを乗せると言うアレンジを基本にしました。

さらに原曲のリズムは、2拍めの八分音符喰ったところと4拍めに強いアクセントがあります。2拍めの八分音符喰ったところは丁度ベースの田中豊雪さんのスラップのプルが入る部分で4拍目は則竹裕之さんのスネアですね。

この部分にアクセントを持ってくるようにリズムを取りました。

基本的なアレンジはこれだけの考え方なので、まあアレンジと言うよりは、ラフなソロ・ギター演奏とも言えますね。

全体の構成ですが、シンプルにまとめたいと思ったので、あまり長くしないで、ワンコーラスで、サビの途中からソロを入れてエンディングに持って行く形で仕上げました。

ギター・ソロについては、2拍めの八分音符喰ったところと4拍めに強いアクセントと言う特徴的なリズムを常に意識しつつラインを弾いていきました。また、原曲のこの部分でソロを奏でている伊東たけしさんのラインなども少し組み込んだりもしてみました。

また、エンディング部分についてですが、原曲ではフェードアウトしています。ですから、ライブで「T-SQUARE」が演奏しているものを参考にしてエンディングを弾きました。

このようにエンディングがフェードアウトしている原曲の場合はアウトロを作る必要があるのですが、ライブなどがある場合はそれを参考にアレンジをするのもひとつの方法ですね。

単純に、コードをドローンと弾いて終わりでも良いのですが、短くてもよいので何かしらのアウトロを作った方が全体が締まります。終わり良ければ…と言う言葉もありますし。。。

今回、久しぶりにじっくりと原曲を聴いてみてホントに綺麗なイイ曲だと思いました。楽しんでいただければうれしいです。。。

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