Etude NO.6 | ソロギターのためのオリジナルエチュード | ソロギターレクチャー
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Etude NO.6

ソロギター練習用のオリジナルエチュードです

難易度:★★★★★☆
作曲:ayuki
ギター小曲・ソロギターのためのオリジナル・エチュード『Etude 6』です。
エチュードとしてだけではなくて、ちょっとした小曲になるように、短い中にも盛りあがり部分などを組み込んでみました。

このエチュードは、右手のアルペジオの練習になります。右手は規則的な動きですが、薬指と親指がメロディを牽引して行く構成で進みます。
また、16分音符の終わりが喰っていて、次のメロディに連続していくパターンの曲なので、テンポをしっかりととりながらキープして行く練習になります。

>>>譜面はこちらからご覧ください。

演奏のポイント

まず右手の基本パターンですが、親指と薬指がそれぞれ最高音と最低音を担当します。親指と薬指を同時に弾いて、間のアルペジオを中指、人差し指という順番で奏でていきます。一部イレギュラーな指使いもありますが、これが基本のパターンになります。

左手は、開放弦を使っているので押さえ方そのものは簡単な指使いですが、コロコロと動いていることと、開放弦を綺麗に鳴らすために、指を立てて押さえる必要があります。

そして、テンポの取り方ですが、4拍子をしっかりととりつつ、16分音符喰っているメロディ部分はしっかりと弾くようにします。少し強めにアクセントを付けて弾くとタイミングを取りやすいです。しかし、あまり意識するとテンポが走ってしまうので注意が必要です。足などで4拍子を取りながら弾くことが出来れば一応合格と言えるでしょうか。

1〜2小節目
スタート部分ですので、しっかりと頭の中でテンポとメロディを歌ってからスタートしてください。いきなりスタートすると、テンポを取っているリズムと実際に弾いている音に妙なズレが出てきますので、後のテンポがバラバラになってきてしまいます。

3小節目
ここからの左手は低音部分がメロディになるので、イレギュラーな部分になります。3小節目の頭の1弦の解放「ミ」の音をしっかりと延ばして、低音メロディに移行していくのがポイントです。

8小節目〜
ここで展開をしていきます。今度は6弦の解放「ミ」の音を、7小節目の終わりから16分音符分喰ってスタートして、さらにしっかりと延ばします。リズムが狂ってしまうことがあるので注意が必要です。

14小節目
この部分の1拍目は、今まで4本の弦で奏でていた部分が3本の弦で奏でるようになります。ですから、3弦を中指で、6弦を親指で同時に弾き、次の4弦を人差し指、その次の3弦を再び中指で弾くようにします。もちろん中指の代わりに薬指でもけっこうです。いろいろと指使いを試してみてください。

また、指が混乱して、つっかえたり、間違いやすい部分になりますので、何回も弾いて指が自然に動くようにしてください。この部分と同じパターンは18小節めなどにも出てきます。特に18小節目は指が混乱しそうになりますので、しっかりと運指を抑えてからプレイしてください。

15小節目〜:
ここも展開部分です。ここでは、開放弦のアルペジオから解放弦を使用しないアルペジオが15小節目に出てきます。今までは開放弦が鳴っていたので少しきらびやかな感じがありましたが、ここは解放弦を使用しないので、どうしても少し抑えられた音色になってしまいます。

その音色の差があまり出ないようにしっかりと音が切れないように弾くのがポイントです。クイックに移動して、しっかり押さえて弾き抜けるようにしてください。

20小節〜:
ここが一番の盛り上がり部分になります。32分音符で高速に6、4、3、2弦を親指から薬指までを順番に使用して奏でます。メロディが1弦の解放「ミ」ですので、1弦に他の指が触れないように指を立てて押さえます。

エンディング
終わりに向かってだんだんとテンポダウンしていくのですが、ゆっくり弾いていくと、指順番を間違えたりするので、ここもしっかりと指に覚え込ませておくようにします。

エンディングの和音は、高フレットで押さえます。綺麗に音が響くように心がけて弾いてみてください。

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