『にじいろ』〜絢香
ソロギター用に絢香さんの『にじいろ』をアレンジしました
アレンジの考え方とポイント
前回のNHK・朝の連続ドラマ「花子とアン」の主題歌、綾香さんの「にじいろ」を ソロ・ギターアレンジをしました。
NHKの朝の連ドラを昔から良く観ていたので その流れで「花子とアン」も観ていて、単純にイイ曲だと思ったのが アレンジをしたきっかけです。
★ YouTubeで動画を検索 ⇒ 『絢香 にじいろ』
この曲は、一聴するとリズムが平たいように感じるのですが、実は跳ねたリズムになっています。
特に最初にドラマでTVを通して聴いたので余計に平たく感じていたのですが、キチンと原曲を聴いてみるとそれなりに跳ねていたんですね。
この跳ねたリズムを微妙なところで平たい感じに聴こえさせてしまうのは主に2つの要因だと思っています。
ひとつは、メロディがところどころ16分喰っているところで、もうひとつは、ベースラインの動きです。特にべースラインは実に良く動いて跳ねたリズムと平たいリズムを上手く織り込んで演奏されています。
この2つの要因をソロギターで表現する・・・結果としてそれなりの難曲になってしまいました。
まず後者のベースラインについてですが、実は仕上がったアレンジを客観的に聴いてみると、少しラインが多すぎたと言うか、ベースラインが細かすぎた感もありますね。
これによって平たいリズムの感じがより薄くなってしまいました。
特に、サビの部分(動画 1:10〜)はこれが顕著かなと。。。完全にリズムが跳ね跳ねになっていますね。。。でも、アレンジ曲としてはこれでも良いのかなと。。。
そして前者のメロディがところどころ16分喰っていることについてですが、これはシンガーの歌い方の特徴でもあったりするので、それをソロ・ギターで表現するかどうかはケースバイケースです。
私の場合はなるべくメロディは特に忠実にと言うことを念頭に置いてアレンジをしているので、喰っている部分は喰うようにアレンジをしています。
例えば、この「にじいろ」の場合は、冒頭の「これからはじまる〜あなたのものがたり♪」の「は」と「も」の部分は前の小節に16分喰っているんですね。
これをするかしないかによって曲の感じが結構変わってきます。
特に「にじいろ」の場合は、少し跳ねたリズムの感じがあるので、ここは小節頭に揃えないで喰うようにしたわけです。
下記の動画で、小節頭で揃えた場合と16分喰った場合の2つのパターンを弾いてみたので、比べてみてください。
完成したアレンジは、まあそれなりに難しいものになりました。
理由は先ほどの通りにベース音を結構細かく入れたので演奏自体の難易度が上がってしまったからです。でも、それなりにまとまったアレンジと演奏になったと自負しています。
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