1978年4月14日生まれ。日本のギタリスト。東京都台東区出身。血液型はA型。父はギタリストの村治昇さん、同じくギタリストの村治奏一さんは実弟。
(ウィキペディアフリー百科事典より引用)
■村治佳織・超個人的なその魅力
はじめて村治佳織さんの演奏を聴いたのは、アルバムCAVATINAでした。それまでは結構ビジュアル的に人気があるだけかなと想っていましたが全く違いました。女性らしい「やわらかさ」があって、でもそれは決してルーズということではなくて、しっかりとした技術に裏打ちされたものという感じがしました。
村治佳織さんの魅力はそこに尽きるという感じがするのですがいかがでしょうか?
■村治佳織・超個人的なこの1曲
カヴァティーナ(アルバム/CAVATINA・収録)
この曲は映画「ディア・ハンター」のテーマ曲として有名です。数々のクラシックギタリストが演奏しています。
この村治佳織さんの演奏はまず「テンポ」が実に良いと想います。早すぎず遅すぎず・・。更にアルペジオとテーマ部分の音量とバランスが絶妙です。また、切ないメロディーを「やわらかさ」と「やさしさ」を出しながら歌い上げているので、聴いていると想わず涙してしまいます・・・。
CAVATINA![]() |
タイトル曲のカヴァティーナ以外の曲ではサンバーストと森に夢みるがお薦めです。サンバーストは特殊な奏法(左指でのタッピング)を多用した曲で、難曲なんですが見事に演奏しています。また森に夢みるは南米パラグアイの作曲家バリオスの有名曲。トレモロ奏法が多用されていますが粒が揃っていて綺麗に奏でています。 |
■村治佳織・超個人的な3枚おろし
エスプレッシーヴォ
このアルバムがデヴューCDです。とても十代のクオリティでは無い仕上がりです。もちろん今よりも技術的には落ちますが・・。
お薦めは序章とロンド。アグアドの作曲ですがこれが実に難しい曲です。8分強の長い曲ですが、一気に聞かせてくれます。 「十代で弾いているんだから自分も弾けるはず!」と想いつつこの曲はよく練習しています。弾ききるとかなりカッコ良い!
アランフェス協奏曲

新日本フィルと供に聴かせてくれます。なんと言っても一番は超有名な「アランフェス協奏曲」です。 村治佳織さんのギターはオケと一緒の場合にどうなんだろうと想っていましたが心配することではありませんでした。 オケも含めて全体のバランスがすごく良いです。一度チャンレンジしてみたい曲ですね。
スペイン

スペインをテーマにしたべスト盤です。中でもマーサ作曲の暁の鐘が良いです。 この曲はトレモロ奏法による楽曲で、同じくトレモロ奏法の楽曲として有名なアルハンブラの思い出よりも切ない感じがして好きです。 新録音ではなくDVDからの音源というのがかなり残念です。
それにしても良いジャケット写真ですね。昔レコードの時代に 「ジャケット買い」という言葉があったことを想いだしました・・・。
★ついでにもう一枚追加・・・・
Transformations

■超個人的なあとがき

また、村治佳織さんの師匠である福田進一さんの教則ビデオの生徒として村治佳織さんが出演しています。
多分中学生くらいだと想います。アクアドの序奏とロンドを題材にしているのですが、これが上手いんですね。本当に・・・。ミスももちろんありますけど。
アマゾンでは売り切れのようですが、現代ギターとかのクラシックギターショップで買うことが出来ます。
「福田進一 ギターマスタークラス 現代ギター社」
現代ギター社・ホームページ