ポピュラーやその他の譜面には必ずと言って良いほどコードネームが記載されています。
特にジャズギタリストはメロディとコードだけの楽譜でもソロギターを奏でることが出来るのです。
ソロギターの重要な要素である「メロディ」と「ベース」と「和音」。
これをひとつの記号であらわしたのがコードネームと言えます。
まあ実際にはもう少し複雑なんですが・・。
ギターのコードはものすごい数があります。
これはギターの特性といえるかも知れません。
つまり、ギターの良いところであり難しいとこでもある
同じ音が出るところが何ヶ所かある、と言うことによるものなのです。
ピアノであればオクターヴの違いこそあれ、例えば「ド」の音が出るところは1ヶ所しかありません。
しかしギターの場合は、同じ「ド」の音でも
5弦の3フレット、6弦の8フレット、の2ヶ所あります。
さらにオクターヴ上の「ド」を見ると
2弦の1フレット、3弦の5フレット、4弦の10フレット、5弦の15フレット
6弦の20フレット、の5ヶ所もあります。
ですからピアノであれば「ド・ミ・ソ」という並びのコードは1ヶ所でしか弾けませんが
ギターでは何ヶ所かで弾くことが出来るのです。
そのために、ギターの場合のコードフォームはすごい数があるのです。
ちなみにわたしの持っているコードブックには7488のコードフォームが掲載されています。
ここで誤解しないでいただきたいのですが
コードの種類についてはギターでもピアノでも同じなんです。
あくまでもコードを抑えるための形、コードフォームが数多くあると言うことなんです。
このソロギターレクチャー・理論編・第1楽章ではコードについてお話したいと想います。
コード攻略にはもちろん全てのコードフォームを覚えると言う方法もあるかと想いますが、かなり困難かと・・。
またソロギターをメロディとコード譜だけで弾くためには
ある程度理論的な話が必要ですので、できるだけわかりやすく行きたいと想っています。
【Track09】何もついていないコードはベース音、3度、5度> |