コード「Em」・左手の押さえ方のコツ
コード「Em」を綺麗に鳴らすには?
では、今まで話をしたことを頭の中に入れて、いまいちど「Em」を弾いてみます。
「Em」押さえて弾くときに、綺麗な音を出すためのポイントとなるのは、まずはしっかりと薬指で5弦、中指で4弦を押さえることです。
これは、力任せに押さえるのではなくて極力、リラックスをして押さえるのがポイントです。
さらにポイントとして、その押さえた5弦、4弦の隣の6弦と3弦に押さえた指が触れないようにすることです。
実際には「Em」の場合5弦を押さえる薬指が6弦に触れてしまうことは、よほど指を寝かせていたり、第一関節に近いところで押さえない限りほとんどないと思います。
ですから「Em」の場合は、4弦を押さえる中指が3弦に触れないように押さえるのがコツです。
中指が3弦に触れないようにしっかりと指を立ててください。
これができたら、薬指は多少寝ていても、または4弦に触れていても音はキチンと出ます。
なぜなら・・・4弦を中指で押さえるとここが支点になって音がでるからです。
つまり、下図の4弦の赤い部分に指が触れたとしても音には影響がないのですね。
だからこのように薬指を寝かせても6弦に触れないように注意さえすれば音はキチンと出ると言うわけです。
例えば、このような押さえ方もできますから・・・。
また、隣の弦に触れないようにするには、ほんの少し指を動かしたり、ずらしたりすることで回避することができましたね。
5弦を押さえている指が6弦に触れないように・・・
4弦を押さえている指が3弦に触れないように・・・
そのためには指を立てて5弦と4弦を押さえるようにします。
肩から肘を使って指を立てて・・・
いかがでしょうか、イイ音、出てますか?
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