3つの左手のフォームの意味は?
ギターは左手だけではなくて左腕も一緒に使うのがコツ
ギターを弾くときの左手の3つの基本的なフォームについて話をしましたが、これらにはそれぞれ意味があるんです。
このフォームを順番に弾いてみると、左手で弦を押さえるという運動は指だけでするのではなくて、時間軸で考えるとまず左腕全体の動きがあってそれから指が弦を押さえるということが解ります。
つまり、弦を押さえるということは左手と左腕が複合して動作した結果だということになります。もちろん、余計な力を入れないであくまでもリラックスして押さえることが一番大切ですが。
このことを意識することで、ポジション移動などあっても的確にそのポジションに指を持って行き、弦を押さえる体制が整うことになります。
それでも、必要以上に意識すると動き自体がぎこちなくなりますし見た目もカッコ悪いので、あくまでも頭の中で意識をしているという程度にしておくのが良いですね。
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Aのフォームは、指が各フレット上にあって横方向の広がりが必要な押さえ方です。
この場合は、左肘を体に接近させると押さえやすいことが解ります。さらに指先を結んだ線が弦と並行になっていることも解りますね。
それに対してBは、同一フレット上に複数の指がある縦方向へのまとまりが必要な押さえ方です。
この場合は左肘を体から離すように押さえると押さえやすくなります。またこの場合は高い音のフレットに行けばいくほど肘が体から離れていくのが解ると思います。
そしてCのフォームはその中間に位置していますので肘の位置も中間にするのですが、AかBのどちらかと同じ位置にしても押さえることができます。
これをもう少しギター的にまとめると・・・
Aはメロディなどを単音で弾く場合に多く使用されるフォーム
Bは2フレットくらいの間を複数の指で押さえるようなコードを弾く場合に使用されるフォーム
Cは、3フレットくらいの間を複数の指で押さえるようなコードを弾く場合に使用されるフォーム
ということができます。これが左手の基本の3つのフォームとその意味なんですね。
次はより具体的に3つの左手のフォームでの押さえ方について話をします。
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