彼に命を捧げたのです。6つの弦に魅せられて

ギターの響き
『ギターの道と言うものは遠くて険しい・・・とも言えるがしかしひとたび奏でれば、優しく、楽しいものです・・・。』
これはギタリスト・渡辺香津美さんの言葉。このサイトは、その遠くて険しいギター道を進む為のご参考にしていただければ・・・と言う想いから創ったソロギターを中心とした”ギター好き”のサイトです。

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6つの弦に魅せられて

第5話・・・彼に命を捧げたのです
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「そんじゃおれはロックだぜ! スピードでキングだぜ!」
の合言葉?とともに、ますます「リッチ-ブラックモア」のコピーを
極めていきました。しかも相変わらずのクラッシックギターで・・。
さらには所属していた剣道部が顧問の先生から顧問拒否?をされ
誰も指導できなくなって解散という事態もあり
有り余る時間を勉強には費やさず全てギターに費やしました。
この頃は本当に「ロックだぜ!」ということで
色々なギタリストの曲をコピーしました・・・・。

まずは「リッチ-ブラックモア」。
何と言っても「ハイウェースター」そして「紫の炎」
ともに「トレモロ」奏法がポイント。この2曲のソロは
すでに小学校時代に弾けたのですが
復習も兼ねてかなり弾き込んだのですね。今でも弾けます。
さらに両曲ともスタジオヴァージョン、ライヴヴァージョンともに
コピーしました。

「ハイウェースター」はもちろん「マシンヘッド」「ライヴインジャパン」
ソロのハイライト部分の「トレモロ」奏法のバックで「ジョンロード」が
奏でるオルガンでのパトカーサイレンのような対旋律を聴くと
「ハイウェーでスターだぜ!」
と想わず「トレモロ」にも力が入ったものです。
また「紫の炎」のライヴヴァージョンはあの「メイドインヨーロッパ」。
ソロの頭からいきなりの「トレモロ」奏法。
かなり気合を入れないとだんだんと「トレモロ」が「トレモ・」になり
さらには「ト・モ・」になってしまうハードなものでした。
今聴いても、ゾクゾクものです!
その他には
「チャイルドインタイム」のソロ最後の部分の3連符。
「ストレンジカインドオヴウーマン」の頭のチョーキングから入るところ。
「スモークオンザウォーター」のソロ最後の部分のチョーキング
からスタッカートしながら降りてくるフレーズ。
「レイジー」の「ライヴインジャパン」でのフリーソロの終わり部分の
ユーモラスな旋律。
渋いところでは「嵐の女」。
そして「スピードでキングだぜ!」の「スピードキング」。・・・・などなど。
本当に数多くの曲をコピーしました。

また、「ディープパープル」はすでに解散していましたので
「レインボウ」「キルザキング」「スティルアイムサッド」もコピーしました。
そういえば、「リッチ-ブラックモア」の脱退後のギタリスト「トミーボーリン」に
ショックを受けつつ、「トミーボーリン盤・紫の炎」などと言って
面白がって弾いていました。
当時「リッチ-ブラックモア」の使用していたべっ甲の五角形ピックが
売っていましたのでそれを使っていました。
これが結構高かったので
普通のピックを五角形に加工して使っていたのを想い出します。
普通のピックが50円〜100円くらいだったのに対して
このリッチ-ピックは350円?・・・800円?
よく覚えていませんが高かった。
そういえばピックの値段って今もあまり変わっていませんね。
「リッチ-ブラックモア」はよく「ピックスクラッチ」をしていたのですが
当然、高い「リッチ-ピック」では出来ません!
気持ちだけ「スクラッチ」していました。

同級生でやはりギター好きの
「『ホウジョウー!』という訳のわからない掛け声とともに地獄づきをするT君」
も負けず劣らずの「リッチ-党」で二人でよくリッチ-談義に
花を咲かせていました。
「リッチーブラックモア」がよくする格好に
「屈伸運動のように脚を広げて愛用のストラトを突き出す」と言うものが
ありまましたが、よくマネをしていました。
また
「『ホウジョウー!』という訳のわからない掛け声とともに地獄づきをするT君」は
筆箱にフレットと弦を書いた紙をはって授業中でも練習していました。
今考えてみればこれは大変有効なシャドー練習になりますね。
演奏だけではなく、「リッチーブラックモア」のパフォーマンスも
大好きだったんです。

「『ホウジョウー!』という訳のわからない掛け声とともに地獄づきをするT君」
が当時「小林克巳のロックギター教室」みたいなタイトルの
レコードを持っていてこれが優れものだったのです。
「ディープパープル」の「リッチ-ブラックモア」のソロの部分のみを
まずは模範演奏。そしてテンポを落としての演奏。テンポを落としての
ギターなしカラオケ。そして通常テンポでのギターなしカラオケ。
これがセットになっていて「ハイウェースター」をはじめとして
有名曲が何曲か入っていると言うものでした。
このレコードには本当にお世話になりました。

基本的には「リッチー命」という中で
さらに色々なギタリストをコピーしていったのでした。
・・・・・・・・。

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