「ニュー・モーニング」ギター・ソロ、セルフ解説
先日Youtubeにアップしたオリジナルのインスト曲「ニュー・モーニング」。そのギターソロ動画をアップしました。
この曲のギター・ソロは、最初クリーントーンで弾いていて、まったく違う感じのものでした。
これがどうにもしっくりこなくて。。。
それで、ギターを歪ませて録音をしなおすついでに、動画も録画したというわけです。
自分のギター・ソロを解説するというのも、何となく恥ずかしい感じもありますが、まあ備忘録と言うことで。
でも、もしかしたら参考になるところが若干でもあるかな…と。
では、簡単に解説してみたいと思います。
オリジナル曲でのギター・ソロについて
ギター・ソロの解説の前に、オリジナル曲でのギター・ソロについて説明します。
基本的には一発録りなんですが、もちろんファースト・テイクではありません。
まず、イメージを膨らませてから、とりあえず一発録音します。
当然ながら、「それなり・・・」にしかなりませんし、手癖が頻繁に出てしまい、勢いはあるかも知れませんが、ソロとしては「??」となります。
まあ、ライブならまだしも、録音ですし作品として出すものですし、さらにプロではありませんので、その技術はありませんし。。。
ですから、このベースとなるファースト・テイクのソロを基本に何回も弾きながら、フレーズを考え、作りながら、ひとつのパート作りのように仕上げていきます。
仕上がったところで、それを一発で弾き切れるように練習をしてから、録音にのぞみます。
一応これで完成するわけですが、どうしても気に入らないところや、修正したところだけ、パンチインなどで修正することがあります。
でも、致命的なときは録り直しをするので、多くの場合は、そのテイクの勢いとか曲とのマッチングなどを考えて、ほんのわずか直す程度です。
ちなみに、今回の「ニュー・モーニング」のソロについては修正をしていません。まあこれをアドリブと言って良いのかどうかわかりませんが。アマなので良しとしています。。。
ギターが珍しく歪んでます
まずイメージですが、ほぼほぼリーリトナーの「ホワイト・ウォーター」ですね。ソロのスタートのフレーズは、そのものという感じです。
さらに「ホワイト・ウォーター」と同じように1小節の全体のバッキング・フレーズを待ってから、リズムが流れる上でフレーズを奏でるという構成が主になっています。
0:15~のフレーズですが、これは最初の一発録りのときに弾いたフレーズです。
実は、このフレーズをメインのモチーフとして音を変えたりしながら進んでいくソロになっています。
ちなみに、このモチーフを発展させるというのはセオリーのひとつです。
とくにライブなどでソロを弾く場合は、あるモチーフが出て来たら、それを手を変え品を変えながら奏でていくと、結構まとまるし、割と楽に小節数を稼げたりしますので重宝しますね。
0:22~は、バッキング・フレーズより一拍早くフレーズを開始してロングトーンで小節頭とフレーズを合わせました。
ここでは少し派手目にヴィブラートをかけています。
そして0:26にアップチョーキングとダウンチョーキングからの3連符のプリングオフで次のフレーズにつないでいます。
個人的にはいい感じになったかなと。
0:35~は先にも説明したメイン・モチーフの変形フレーズです。音は違うのですが、リズムが同じフレーズですね。
0:40~は次のセンテンスに向かって16分音符で行きつ戻りつしながら上がっていくフレーズを入れて、センテンス頭のヴィブラートを強くかけたロングトーンにつないでいます。
そしてチョップをいれたチョーキングからフレーズをつないで、0:50でメイン・モチーフを少し入れてから6連符のダウンフレーズを一気に奏でます。
このダウンフレーズは、リーリトナーさんがよく弾くようなフレーズですね。
0:52はチョーキングを連続して2回しています。
そしてメイン・モチーフの変形フレーズをわずかに挟みつつ、ソロ・エンディングに向かいます。
文章だと伝えるのが難しいですが、まあこんな感じです。。。
ギターサウンドについて
まずは、ギターですが、動画をご覧いただけばお解りの通りセミアコです。
ピックアップは…確かフロントとリアのミックスだったかと。
実はよく覚えていないのですね。。。
録音はギターからダイレクトにDAWに入れています。そしてDAW上でアンプシュミレーターをかけています。
アンプシュミレーターは無料の「LINE6・POD Farm」です。この中の「power amp」を使ってます。
キャビネットは「1×12 Blackface’Lux」でマイクは「57 Off Axis」です。
歪については同じくPODの「Distortins」と「compresser」をかけています。
空間系は「Cubase」の中の「MonoToStereo」で音を広げてから、同じく「Cubase」の中の「PingPongDelay」をかけて、ほんの軽く左右に音を振っています。
一応、音作りのセオリーと言うのもありますが、私の場合はいろいろと試す中で音決めをしていますので、繋ぎ順番やパラメーターなどはその場対応、雰囲気重視になっています。
ギターサウンドについて
今回のギター・ソロについては、まあフレーズ的にも音的にも、自分の中ではイマイチかなと。
それでも曲全体の中では馴染んでいるかなと自負していますが。。。
と言うことで、オリジナル曲「ニュー・モーニング」のギター・ソロについてセルフ解説をしてみました。
参考になる部分が少しでもあれば幸いです。
☆ayuki
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