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基本のコードフォームは5つ

ソロギターレクチャー【第7楽章・Track48】

先ほどまでのお話をまとめて見たいと思います。

まず、6弦上にベース音があるローコードは「E」と「G」です。

・・・「Fは?」と思われた方…その通りです。でも「F」はここでは考えません。

ここで、「F」を外すのは、「F」と言うコードがローコードの「E」を1フレット平行移動したコードフォームだからです。

お解かりでしょうか?

ちなみに、ローコードの「E」と「G」はこのようになっていますね。

  ローコード「E」   ローコード「G」

次に、5弦上にベース音があるローコードは「C」と「A」です。

ここで「B」を外すのは、先ほどの「F」と同じで、「A」を2フレット高い方へ移動したのが「B」だからです。ちなみにローコードの「C」と「A」はお解かりですね。

  ローコード「C」   ローコード「A」

また、4弦上にベース音があるのはローコードの「D」です。

   ローコード「D」

ここでひとつご注意ですが、ここで言うベース音と言うのはあくまでもコードを形として押さえた場合の一番低い音をベース音としています。厳密に言えば、全ての弦上に全てのコードのベース音があるのですが、ここでは形と言うことでご理解いただきたいと思います。

そこで、解りやすく、この形、それぞれを下のように呼ぶことにします。

 Cフォーム  Aフォーム  Gフォーム

 Eフォーム  Dフォーム

上のコード表の◎の部分がベース音になっています。

つまり、この形そのままで平行に上げたり、下げたりすることで、コードのバリエーションとポジションは自在にあやつれると言うことなんです。

その為には4弦、5弦、6弦上の音の並びを覚えてその音をベース音=コードネームとするように◎の部分をあわせて押さえれば良いのです。

それでは少し練習です。Eフォームの「G」を押さえてください。

…と言われたら、どのように押さえますか?

・・・・・・・・・・・・・。

まず、Eフォームの「G」と言うのは、これは一般的な言葉ではありません。これはこのレクチャーでの便宜上の言葉と理解してください。一般的には「G」は「G」なんです・・・あくまでも・・・。

話を戻しますと、Eフォームの「G」と言うのは、先ほどのEフォームの形で「G」を弾くと言うことです。Eフォームは上のコード表からもお解かりだと想いますが6弦がベース音になります。そして「G」と言うコードはベース音が「G」つまり「ソ」です。

したがって、6弦上で「ソ」の場所を探して、その「ソ」の部分にEフォームを当てはめると出来る訳です。

お解かりでしょうか?

6弦上の音の並びは・・・

6弦上の音の並び

このようになっています。そこで「ソ」の音を探すと・・・3フレットにあります。ですから3フレットにEフォームを当てはめるわけです。するとこのようになります。

   Eフォームの「G」

解りましたでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・。

もうひとつ練習です。Cフォームの「D♯」を押さえてください。

・・・・・・・・・・・・・。

お解かりでしょうか?

Cフォームの場合は5弦上にベース音があります。ですから5弦上で「D♯」のベース音を探して、そこに合わせてCフォームで押さえれば良いと言うわけです。

5弦上での音の並びは・・・

5弦上の音の並び

このようになっています、そこで「D♯」のベース音は「レ♯」なので6フレットになります。ですから5弦の6フレットにあわせてCフォームで押さえればよいと言うことになります。

このようになります。

   Cフォームの「D♯」

理解できましたでしょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・。

次のTrackでは、具体的なコード進行を弾く場合にどのようにこの平行移動を生かすのか、また、実際のソロギターを演奏する時にメロディ全てにコードをつける為に、どのようにこの平行移動とかフォームと言う形を考えて行くかということについて話をします。

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