そしてこの第2楽章では、更にコードについての理解を深めていただきたいと想います。
いずれにしても、コードについて「知っている」と言うことは決して邪魔ではなくて
むしろ、今後のギターライフを発展させていくのに絶対に有効になると確信しています。
第2楽章ではコードを見ただけで
そのコードの構成音が理解できるようになるためのご説明を致します。
そうするとコードブックが不要になります・・・と言うか
コードを言われて「このコードは○と○の構成音です!」と言うことが出来るようになるのには
それなりの経験が必要ですが・・・。一応理解できると言う感じになれるようにお話させていただきます。
それでは第2楽章をスタートします。
まずはコードの基本についてご説明をさせていただいた
第1楽章のまとめをしておきたいと想います。
コードの構成音のベース音になる部分はコードと同じ音です。
例 「C」と言うコードの場合のベース音は「C=ド」
「B」と言うコードの場合のベース音は「B=シ」
「F♯」と言うコードの場合のベース音は「F♯=ファ♯」
コードの後に余計なものがついていない場合は(mとか7とかdimなど)
構成音は「ベース音」「3度の音」「5度の音」の3つの音になります。
「3度の音」「5度の音」とは「ベース音」を含めて
「3番目と5番目の音」と言うことです。
何を基準に3番目の音、5番目の音を決めるかと言うと
そのコードに一番あった音階によって決めます。
音には
「ド・ド♯・レ・レ♯・ミ・ファ・ファ♯・ソ・ソ♯・ラ・ラ♯・シ」
と言う12種類しかありません。
そのコードに一番合った音階とは、その12種類の音の並びを見て
「ベース音」から間に何音入っているかと言うルールによって決まります。
それはベース音からはじまって
「1音、1音、無し、1音、1音、1音、無し」
です。
そしてその音階を元にして「3度の音」と「5度の音」は決まります。
詳細は第1楽章をみてください。→第1楽章で復習する方はこちらです。
第1楽章では、何も余計なものがついていない
「C」とか「G」と言う3つの音で構成されているコードについてご説明させていただきました。
ちなみにこのような3音で構成されているコードを「トライアド」と言いましたね。
これがコードの基本になります。
実は、トライアドのみで構成されている曲ってほとんどないのです。
特に最近の曲はかなり複雑なコードで出来ています。
この章では余計なものがたくさんついたコードの構成音について
ご説明させていただきます。
【Track13】コードには5つのエリアがあります> |