ギターレクチャー理論編/コードにある5つのエリアのうち、エリア@、Aに書いてある情報とは?

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【理論編・第2楽章・Track14】エリア@、Aに書いてある情報とは?

それでは最初に、エリア@です。
ここには

「基準音と基準の音階

を書きます。
つまり、第2楽章で言っていた「ベース音」「3度の音」「5度の音」が書いてあります。
基準音と「ベース音」は同じことです。またこれは「ルート音」とも言います。
例えば下のようなコードの場合は・・・。
@
D
B
A C

「C」と書いてありますので、
ベース音が「ド」、3度の音が「ミ」、5度の音が「ソ」と読めるわけです。
そして、エリアのA〜Dにはなにも書いてありません。

これは、エリアのA〜Dの情報が無いコードと言うことになります。
この3音で構成されているコードを「トライアド」と言いましたね。
コードと言うものは基本的に

「トライアドの構成音を変化させて出来ている」

のです。
ここまではお解かりでしょうか?

次にエリアAです。
ここには

「3度の音が♭しているかどうか」

を書きます。
例えば下のようなコードの場合は
@
D
B
A
C
まず@を見ると「C」と書いてありますので
ベース音が「ド」、3度の音が「ミ」、5度の音が「ソ」
と言うことがわかります。
そして、その横のエリアAのところに「m」と書いてあります。
この「m」が

「3度の音が♭している記号」

となります。
ですからこの場合は、3度の音が「ミ」でそれが「♭」するので
「ド・ミ♭・ソ」となるわけです。

お解かりでしょうか?
このように、3度の音が「♭」しているコードを
「マイナーコード」と言います。暗い感じのコードです。
ですから上のコードは「シー・マイナー」と呼びます。
それに対して、Aのエリアに何も書いていない「C」は
「明るい感じのコード」つまり「マイナーコード」に対しての「メジャーコード」
と言うことが判るわけです。

ここまではよろしでしょうか?
次のTrackでは他のエリアについてお話させていただきます。



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