ここには
「基準音と基準の音階」
を書きます。
つまり、第2楽章で言っていた「ベース音」「3度の音」「5度の音」が書いてあります。
基準音と「ベース音」は同じことです。またこれは「ルート音」とも言います。
例えば下のようなコードの場合は・・・。
@ C |
D | |
B | ||
A | C |
「C」と書いてありますので、
ベース音が「ド」、3度の音が「ミ」、5度の音が「ソ」と読めるわけです。
そして、エリアのA〜Dにはなにも書いてありません。
これは、エリアのA〜Dの情報が無いコードと言うことになります。
この3音で構成されているコードを「トライアド」と言いましたね。
コードと言うものは基本的に
「トライアドの構成音を変化させて出来ている」
のです。
ここまではお解かりでしょうか?
次にエリアAです。
ここには
「3度の音が♭しているかどうか」
を書きます。
例えば下のようなコードの場合は
@ C |
D | |
B | ||
A m |
C |
ベース音が「ド」、3度の音が「ミ」、5度の音が「ソ」
と言うことがわかります。
そして、その横のエリアAのところに「m」と書いてあります。
この「m」が
「3度の音が♭している記号」
となります。
ですからこの場合は、3度の音が「ミ」でそれが「♭」するので
「ド・ミ♭・ソ」となるわけです。
お解かりでしょうか?
このように、3度の音が「♭」しているコードを
「マイナーコード」と言います。暗い感じのコードです。
ですから上のコードは「シー・マイナー」と呼びます。
それに対して、Aのエリアに何も書いていない「C」は
「明るい感じのコード」つまり「マイナーコード」に対しての「メジャーコード」
と言うことが判るわけです。
ここまではよろしでしょうか?
次のTrackでは他のエリアについてお話させていただきます。
<【Track13】コードには5つのエリアがあります | 【Track15】エリアB、Cに書いてある情報とは?> |