今度はエリアBをご説明させていただきます。
エリアBは
「5度の音が♭か♯している」
と言う情報が書かれています。
ですからBのエリアが空白の場合は「5度の音」がそのままであると言うことです。
続けてエリアCです。ここには
「第4番目の音」
がある場合に記載されています。
「4番目の音?だってトライアドは3つの音でしょう!」
と想われた方は正解ですね。
コードの基本は3つの音ですが
4つの音で構成されているコード
もあるのです。
ここでは機械的に「4番目の音」と理解してください。
さて「4番目の音」は何か、ということですが
下のコードを見てください。
@ C |
D | |
B(♭5) | ||
A m |
C 7 |
このコードのエリアCに「7」と記入されています。
これは「7度の音」を加えると言うことです。
@のエリアが「C」ですので、「7度の音」は「シ」になります。
ところが、ここが何故かイレギュラーなことが起こってしまします。
「7」と書いてあったら
「7度の音を♭させる」
という法則があるのです。
ですから上のコードの場合は
「シ」では無くて「シ♭」を4番目の音として加えるのです。
それではフラットしない「シ」の場合はどうなっているか?と言いますと
その場合は
「maj7」
と書くのです。少々ややこしいですがお解かりでしょうか?
それでは上のコードの構成音どうなっているかを見てみます。
上の図のコードはまずエリア@が「C」ですので
「ド・ミ・ソ」
と言うことが判りますね。
次にエリアAが「m」ですので「3度の音」が♭します。
「ド・ミ♭・ソ」
暗い感じの「マイナーコード」ですね。
次にエリアBが「♭5」ですので「5度の音」である「ソ」を♭させます。
「ド・ミ♭・ソ♭」
そしてエリアCが「7」ですので、「7度の音」を♭させて加えます。
そうするとこのコードの構成音は
「ド・ミ♭・ソ♭・シ♭」
となります。
お解かりでしょうか?
それではいよいよ最後のエリアDのご説明をさせていただきますが
それは次のTrackで・・。
<【Track14】エリア@、Aに書いてある情報とは? | 【Track16】エリアDに書いてある情報とは?> |