ギターレクチャー理論編/コードにある5つのエリアの意味を踏まえたうえでいろいろなコードを見てみます。

ギターの響き
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【理論編・第2楽章・Track17】いろいろなコードを見てみましょう

それでは具体的にいくつかコードを見ていきたいと想います。
ここでひとつご注意ですが、
実はコードの書き方の問題でいろいろな書き方が存在しているのです。
統一してもらいたいのはやまやまなんですが・・・。
そうなっているので仕方がないとあきらめて
ここは単純に覚えてしまいましょう。
そのことも一緒にご説明したいと想います。



これは問題ないですよね。A〜Dまでのエリアに何も記入されていませんので
このコードは3つの音で出来ている「トライアド」と言うことになります。
「ド・ミ・ソ」
が正解です。

Cm
これはエリアAのところに「m」と記入されていますので
「3度の音」をフラットにした音になります。
「ド・ミ♭・ソ」
が正解です。
表記の違い
「m」を「−」と書く場合があります。
EX.「Cm」=「C−」

maj7
これはエリアAとBは記入が無くCに「maj7」と記入されているので
「7度の音」加えます。
「ド・ミ・ソ・シ」
が正解です。
表記の違い
「maj」を「△」とか「M」と書く場合があります。
EX.「Cmaj7」=「C7」=「C7」


これはエリアA、B、Dは記入が無く、Dに「7」と記入されているので
「7度の音」を加えます。しかしこの場合の「7度の音」は♭でしたね。
「ド・ミ・ソ・シ♭」
が正解です。

m7
これはエリアB、Dに記入が無く、Aに「m」Cに「7」と記入されているので
「3度の音」を♭してさらに「7度の音」を加えます。
「ド・ミ♭・ソ・シ♭」
が正解です。
表記の違い
「m」を「−」と書く場合があります。
EX.「Cm7」=「C−7」

   (♭5)
m7
これはエリアBに「♭5」と記入されているので、前の「Cm7」のコードの
「5度の音」を♭させます。
「ド・ミ♭・ソ♭・シ♭」
が正解です。
表記の違い
「(♭5)」を「♭5」と( )をつけない場合もあります。また♭を−、♯を+
と書く場合があります。
Ex.「Cm7(♭5)」=「Cm7(−5)」=「Cm7−5」=「C−7(−5)


これはエリアA、B、Dに記入が無く、Cに「6」と記入されているので
「6度の音」を加えます。
「ド・ミ・ソ・ラ」
が正解です。

m6
これはエリアBとDに記入が無く、Aに「m」Cに「6」と記入されているので
「3度の音」を♭させて、更に「6度の音」を加えます。
「ド・ミ♭・ソ・ラ」
が正解です。

 ( 13th
9th
maj7
これはエリアA、Bに記入が無く、Cに「maj7」、Dに「9th、13th」と
記入されているので、「7度の音」を加えて、「9度の音」と「13度の音」加えます。「ド・ミ・ソ・シ・レ・ラ」
が正解です。
表記の違い
「9th」の「th」は書かないことが多いです。また2つ以上のテンションノートが
ある場合は、「(9、13)」と書くことが多いです。
Ex.「Cmaj7(9,13)

大体お解かりになりましたでしょうか?
次のTrackが最後のTrackです。



<【Track16】エリアDに書いてある情報とは? 【Track18】第2楽章のまとめです>


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