ここからは少し音楽の授業的な譜面の読み方の基礎をご説明したいと想います。
音楽を演奏する為には譜面をどうしても理解する必要があります。
先にも書きましたが、譜面と言うものには作曲した人の意図が全て入っているからです。
ここはどうしても避けて通れないです。まあ解らなくてもギターは一応弾けますが・・・。
知らないよりは知っていた方が100倍、いや1000倍、それ以上有利だと想います。
音楽の授業で教わったとは想いますが、今一度解りやすくお話させていただきます。
まずはこの譜面を見てください。

ここには大切な記号がたくさん記載されています。
まず、頭についているのがト音記号。これは御馴染みの記号ですね。
意味はもちろんありますが
ここでは楽譜の一番頭の部分に記載するルールだと覚えてください。
そしてその次に書いてあるCは、4拍子と言う意味になります。
もっと音楽的に言うのであれば
1小節の長さが4符音符4つ分と言うことになります。
例えば、3/4と書いてあれば4符音符3つ分、つまり3拍子と言うことになるわけです。
4拍子と言うのは
「イチ、ニイ、サン、シイ」と4つ数えると次ぎの小節に移動する拍子のことです。
同様に3拍子は
「イチ、ニイ、サン」で次ぎの小節に移動します。
ここで何を基準に4つ数えるのか?
と言う疑問の湧く方がいらっしゃると想います。
1秒を4つに分けるのか、1分を4つに分けるのか?と言う疑問です。
この答えは、その曲のテンポにあります。つまり作曲した人の意図で決まってくるわけです。
作曲した人がどのくらいのテンポ(スピード)にしたいかと言うのが
この譜面で言うと左上に書いてある=120と言う記号になっています。
これはメトロノームでのテンポを表しています。
1分間に120拍と言うスピードと言うことになります。
例えば=60と書いてあれば、1分間に60拍ですから、1秒が1拍になると言うわけです。
それがその曲のテンポ(スピード・速さ)となります。
これはこのように数字で明確に指示されているもののあれば
Andante(アンダンテ)やLargo(ラルゴ)などの記号で書いてあるものあります。ちなみにアンダンテはゆるやかに歩く速さでラルゴは幅広くゆったりとと言う意味になります。
まだたくさん楽譜の記号と決まりごとがありますが
それはまた順を追ってお話させていただきます。
ここまでは簡単ですよね・・・?
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