さっそくメロディを弾いてみましょう
ソロギターレクチャー【第1楽章・Track04】
それでは、ソロギターレクチャーのスタートです。
ではさっそく1曲弾いてみましょう…とは言ってもごく簡単な曲ですから。
ここでの課題曲は「うみ」にしました。
そう、童謡です。「うみはひろいな、おおきいな・・・。」です。
童謡といってもあなどらないで下さい。アレンジの仕方によっては素敵なソロギター曲になりますので。
それは追ってご説明しますが、まずはとりあえずメロディを素直に弾いてみてください。
いかがでしょうか。うまく感情を込めて弾けましたか。
ここでひとつポイントです。
この曲は何も押さえない音、つまり開放弦の音が大変多いですね。ご自分の音を良く聞いていただくとわかるのですが開放弦の音と押さえた時の音が響きが違うのがお解りだと思います。実はこれがギターの大きな特徴なんですね。
例えばピアノだったら、ひとつの音は一箇所でしか出ません。しかしギターの場合は数箇所で同じ音程の音を弾くことが出来ます。
これが意味していることは、選択は自分にあると言うことです。このことは、ソロギターを奏でていく上で大変重要なことです。
ポジションを替えることによって音の感じがガラッと変わります。ためしに次のポジションで同じように弾いてみてください。
大分雰囲気が変わりましたね。
先ほども話したようにどこのポジションで弾くかという選択はあなたにあります。これはアレンジをしていく上でのポジション選択と言うことに繋がってきます。
ポジションによって聞こえる音の感じも違いますし、選択できる音も変わってきます。アレンジをする上でこのポジショニングは非常に大切なことであり、頭を悩ませるポイントにもなるわけです。
ちなみにいろいろなポジションで弾いてみました。音質の違いは少し解りにくいですが、いろいろなポジションを使えることがお解りいただけると思います。
少し難しい話になってきましたね。この話は、また追って説明いたしますのでいまは頭のすみに置いておいてください。
と言うことで今回は、開放弦を多く使っている前の楽譜で弾いてみてください。
開放弦の部分が必要以上にきらびやかに響かないように…
押さえたときの音と同種類の音になるように…
このあたりに気をつけて弾いてみてください。
・・・・・・・・・。
うまく弾けたでしょうか?
では次はメロディ、和音、ベース音、リズムの話です。