「ロンドンデリーの歌」を題材に
ソロギターレクチャー【第6楽章・Track31】
第6楽章の始まりです。
ここでは、再度具体的なアレンジの考え方を、実際のアレンジの流れと平行してのご説明とさらに、ソロと言うものについてのヒントをご説明したいと思います。
アレンジについては前の楽章などでも細かくお話させていただきましたので、簡単にさせていただいて主にソロについてのお話をさせていただく予定です。
ここで言うソロと言うのは、ソロギターと言うことでは無くて、ジャズで言うところのアドリブ、インプロビゼーションのことです。いわゆる即興演奏ですね。
特に、ソロギターにおいての即興演奏は実に難しいのですが、出来るだけ簡単にお話させていただきます。ソロギターにおいてのソロのヒントを掴んで頂ければ嬉しいです。
と言うわけで、この第6楽章で題材にする曲はアイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」です。
CMやいろいろなBGMに使用されている有名な曲です。特にクラシックギターの楽曲として、武満徹さんの絶妙がアレンジがありますが、まあ解りやすく私流にアレンジしてみたいと思います。
まずは、オリジナルのメロディを見ていただいて、さらにはコードをアルペジオでもストロークでもなんでも良いので弾きながら歌ってみてください。歌は「ラララ・・・」でも良いですし、実際にこの曲は「ダニー・ボーイ」と言う別名で歌詞がついていますので、その歌詞でも良いですし・・・。
これをする目的は、以前の楽章でもお話させていただきましたが、メロディーとコードの関係をしっかり把握することと、曲の全体像や雰囲気を掴むことです。
いかがでしょうか?
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このような曲を良く「トラディショナルなアイリッシュフォーク」と言うことがあります。つまり、フォークなんです。カントリーと言う感じで広大な風景が浮かんできませんか?
このような曲はあまりいろいろ音数を入れるより、大きく捉えて、朗々と歌い上げた方が雰囲気がでますね。
それでは次ぎのTrackで具体的にアレンジしていきます。