アドリブの心地よいルール
ソロギターレクチャー【第6楽章・Track37】
それでは、具体的なアドリブの心地よいルールについてお話です。
前のTrackでもお話しましたが、ある程度のルールの中で自由に弾いてこそ聴いてくれる人も弾いている自分も心地よいのです。
まず、曲にはコードと言うものが基本的にはついていますね。ですから、そのコードがアドリブをしているバックでは演奏されています。と言うことで考えて見るとそのコードにあった音を選んで弾くことが一番あっていて心地よいと言うことになります。
これを一般的にはスケールと言います。
『このコード(コード進行)の時にはこのスケールが合う』と言うのがある程度決まっているわけです。
ですから単純に考えてみると、コードにあったスケールを全て弾くことが出来ればアドリブのとして一応弾くことができますね。
とは言っても、かなりの数のコードやコード進行がありますのでこれはなかなか大変ではあります。
ですから、このレクチャーではとりあえずアドリブのさわりと言うことで進めて行きたいと思いますので、スケールの話も出てきますが、なるべく違ったアプローチでのアドリブをしていけるように話したいと思います。
それでは具体的に考えてみます。
まず、どのようなコード進行でアドリブをしたら良いのか?と言うことです。これにはいろいろな考え方があります。
1つ目は、最もオーソドックスな方法であるその曲のコード進行をそのまま使用すると言うことです。
2つ目は、新たに自分でコード進行を創ってアドリブをすると言う方法です。
ここではまず、前者のその曲のコード進行をそのまま使用すると言う方法で考えてみます。
まずは、ロンドンデリーの歌のコード進行です。
最初に、先ほどアレンジした通りにワンコーラス弾いて、そして次にアドリブをワンコーラス弾いて、そして最後にもう一度アレンジした通りにワンコーラス弾いて終りと言うパターンでも良いのですが、これだと結構長くなるので、ここでは前半のサビ前までの部分でアドリブをしてその後でサビに入ってエンディングと言うパターンにします。
この譜面の18小節目から25小節目までがアドリブのコード進行です。丁度サビ前までのテーマ部分と同じですね。
それでは次ぎのTrackで具体的に考えていきます。