キーとなる音階を使用してのアドリブ | 第6楽章 | Let's play ソロギター | ソロギターレクチャー
トップページ >  ソロギターレクチャー > Let's play ソロギター > 第6楽章 > キーとなる音階を使用してのアドリブ

キーとなる音階を使用してのアドリブ

ソロギターレクチャー【第6楽章・Track39】

それでは、ローコードの構成音プラスその他に使用できる音を使って、もう少しスケールと言うものを意識してみたいと思います。

まず、具体的にどの音を使用したら?と言う疑問があると思います。その答えは、譜面の頭の部分にあります。

この曲は「ド」と「ファ」に♯が付いています。ですからこの曲は普通の「ドレミファソラシド」の「ド」と「ファ」を♯させた音階が基本になると言うことになります。

つまり普通の「ドレミファソラシド」を「ド♯・レ・ミ・ファ♯・ソ・ラ・シ・ド♯」と言う風にして、あとはその中の音を適に選んでアドリブを奏でれば曲に合う!と言うことになるわけです。

ここで、これはあくまでも基本的なこと、と言う事でご理解ください。いろいろな曲のほとんどの部分では当てはまりますがもちろん当てはまらない部分もたくさんありますので・・・。

ちなみにこの♯が2つ付いているものをkey=Dまたはニ長調と言います。さらに、この2つの音にシャープをつけた音階をDメジャースケールと言います。この話は、別の機会に解説したいと思いますのでとりあえず置いておきます。

話を戻して、今度はこの音階をアドリブをするためにギターの1〜3弦上に置いて見るとこのようになります。

 

さらにここに各コードのダイアグラムを重ねてみると、全てのコードトーンがこの音階の中に入っていることがお解かりいただけると思います。

この音を使用して先ほどのTrackでもお話した、ベース音をコードの変わるところで弾いて、後は好きなようにこの音階の音を適当に選んで弾いて、感じるままにメロディを弾いてみてください。

ひとつコツなんですが、コードの変わる部分で弾く音は、なるべくコードトーンを選んだほうがフレーズが落ち着きます。

別の言い方をすると、今弾いている部分のコードでのフレーズを次ぎのコードのコードトーンに向かって完結させると言うことになります。

ジャズ的に言うとこれを『次ぎのコードに解決する』などと言ったりします。プロっぽい言い回しですね。

例えば、私はこんな感じで弾いてみました。

譜面とギタータブ譜はこちらです(PDFファイル)

このTrackではキーとなる音階を使用してのアドリブを考えてみましたがお解かりでしょうか?・

・・・・・・・・・・

この考え方でこの曲の場合はほぼ問題なくアドリブを奏でることが出来るのですが、次ぎのTrackでは、ずっと後回しにしていた「D7」の部分を加味してアドリブを考えてみたいと思います。

 関連記事
  • Let's Play ソロギター・目次
  • イントロ…ソロギターレクチャーについて
  • 第1楽章…課題曲・童謡「うみ」を題材に メロディとベース音を同時に弾くための基本的な話
  • 第2楽章…メロディとベース音に、コード音を入れるための基本ポイント
  • 第3楽章…ベース音の動かし方の基本、発展の仕方
  • 第4楽章…ベース音に加えて、コード音をさらに豊に入れるための方法
  • 第5楽章…最終的なアレンジの完成とそのアレンジの考え方
  • 第7楽章…ギターの特性である平行移動を利用しソロギターに生かすための話
  • ソロギターアレンジ…童謡を中心にソロギター用にアレンジした曲のmp3、譜面


▲Pagetop