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ギターの特性、平行移動

ソロギターレクチャー【第7楽章・Track46】

前のページの答えは単純なことです。

つまり「E」を1フレット分平行に高い方へ移動すると「F」になる。そして「A」を2フレット分高い方へ平行に移動すると「B」になると言うことです。

問題と言うほどのものではありませんでしたね・・・。

「F」と言うコードは人差し指で1フレットをセーハします。これが押さえずらいところなんですが・・・。

それに対して「E」は、0フレット、つまりギターのナットの部分がセーハの役割をしていると言う考え方が出来る訳です。これは「A」でも同じことですね。

  ローコード「E」のセーハの考え方

これがギターの特性である平行移動と言うことになります。

「F」をさらに1フレット高い方に平行移動すると「F♯」、もう1フレット上に行くと「G」になります。お解かりでしょうか?

  ローコード「E」   ローコード「F」   ローコード「F♯」 

    コード「G」

これがある意味大きなギターの特徴です。

つまりひとつのコードの形を覚えると、それを平行移動して行けばかなりの数のコードを覚えたことになる訳です。

便利なので使わない手はありませんね。例えば、これがピアノだったら、こんな風になります。

鍵盤での移動は大変!

一応、全ての形を覚えないと弾けそうに無いですね・・・。

この平行移動という考え方で行くと「その他のローコードも平行移動出来る可能あり?」と思われた方は正解です。

例えば「C」だったら・・・

  コード「C」

このローコードを平行に2フレット高い方へ移動すると・・・

    コード「D」

このようになります。このコードネームは「D」になります。

また「G」だったら・・・

   コード「G」

このローコードを2フレット分高い方へ平行移動すると・・・

     コード「A」

このようになります。このコードネームは「A」です。

さらに「D」の場合は・・・

   コード「D」

このローコードを2フレット分高い方へ平行移動すると・・・

   コード「E」

このようになります。このコードネームは「E」と言うことになる訳です。

お解かりでしょうか?

つまり、ローコードポジションを基本に平行移動することによって、ギターの指板上の、どこでも自由自在にコードを押さえることが出来ると言うことなんです。

とは言っても、覚えることはなんとなく多そう感じはしますよね?

でも実際には、必要最低限のポイントを覚えるだけで、攻略できるんです。本当に・・・。

この続きは次のTrackへ・・・。

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