エリア③、④に書いてある情報とは？

コードネームにある5つのエリアに全ての情報が記されている！？

今度はエリア③を説明します。

エリア③は

「５度の音が♭か♯している」

と言う情報が書かれています。

ですから③のエリアが空白の場合は「５度の音」がそのままであると言うことです。

続けてエリア④です。

ここには

「第４番目の音」

がある場合に記載されています。

「４番目の音？だってトライアドは３つの音でしょう！」と思われた方は正解です。実はコードの基本は３つの音ですが４つの音で構成されているコードもあるのです。ここでは機械的に「４番目の音」と理解してくださいね。

さて「４番目の音」は何か、ということですが下のコードを見てください。

①
Ｃ ⑤

③（♭５）

②
ｍ ④
７

このコードのエリア④に「７」と記入されています。これは「７度の音」を加えると言うことです。

①のエリアが「Ｃ」ですので、「７度の音」は「シ」になります。ところが、ここで何故かイレギュラーなことが起こってしまします。

それば、「７」と書いてあったら

「７度の音を♭させる」

という法則があるのです。

ですから上のコードの場合は「シ」では無くて「シ♭」を４番目の音として加えるのです。

それではフラットしない「シ」の場合はどう書くのか？と言うと、その場合は

「ｍａｊ７」

と書かれているのです。

少々ややこしいですがお解かりでしょうか？

それでは上のコードの構成音どうなっているかを見てみます。

上の図のコード「Cｍ７（♭5）」は・・・

まずエリア①が「Ｃ」ですから「ド・ミ・ソ」

次にエリア②が「ｍ」ですので「３度の音」が♭しますので「ド・ミ♭・ソ」

そしてエリア③が「♭５」ですので「５度の音」である「ソ」を♭させて「ド・ミ♭・ソ♭」

最後にエリア④が「７」ですので、「７度の音」を♭させて加えます。

そうするとこのコードの構成音は「ド・ミ♭・ソ♭・シ♭」となります。

お解かりでしょうか？

次のページでは⑤のエリアについて説明します。

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