エリアDに書いてある情報とは?
コードネームにある5つのエリアに全ての情報が記されている!?
それでは最後のエリアDについて説明します。
エリアDには、
「@〜Cで記入された音に、更に加えたい音」
が記載されています。
この音のことを「テンションノート」と言います。
「テンション」とは日本語で「緊張」と言う意味ですね。つまりコードに緊張感を持たせるための音なのです。コードの緊張感といっても良くわかりませんね。もっと判りやすく言えば、「ジャズっぽくする」といいますか「おしゃれにする」と言いますか・・・。なんとなく感じは判りますでしょうか。
下のコードを見てください。
これは、エリアDに「9th」と記入されているので「9度の音」を加えると言うことになります。
@ C |
D(9th) | |
B | ||
A | C maj7 |
9度の音?ちなみに「C」の音階は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」でしたね。全部で7つしかありません。それでは「9度の音」とは何でしょう。
それはオクターブ上の音にするということを機械的に覚えてください。
オクターブも加えて書いてみるとこのようになります。
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」
ここで最初から9番目の音つまり「9度の音」を数えてみると「レ」になります。ですから「2度の音」と「9度の音」は同じ音なんですね。
これは「テンションノート」が、加えると言う考え方からきているからなんです。つまり「基準音」が「1度の音」ですので、そこから順番に積み上げていくという考え方がコードの構成の基本だからである、と理解してください。
以上を踏まえて上のコード「Cmaj7(9th)」の構成音を見ると…
@は「C」なので「ド・ミ・ソ」。
Aは何も記入されていないので「3度の音」である「ミ」はそのまま。
Bも何も記入されていませんので「5度の音」である「ソ」もそのまま。
Cは「maj7」ですので「7度の音」をそのまま加えて・・・「ド・ミ・ソ・シ」。
最後にDは「9th」ですので「9度の音」を加えて…「ド・ミ・ソ・シ・レ」。
となります。
これでコードの読み方は理解できたのではないかと思いますがいかがでしょうか?
次のページではいろいろなコードを見てみたいと思います。
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