ノンコードトーンにコードを入れる方法
ソロギターレクチャー【第4楽章・Track23】
では、ノンコードトーンでもコードを入れることが出来ると言うことについてご説明します。
先ず、曲の基本となる音階と言うものはお解かりでしょうか?
この話は第3楽章で簡単にご説明しています。ここでも、単純にご説明すると一番最初の部分に♯がひとつ付いています。
「ファ」の音を♯すると言うことですね。ですから普通の「ドレミファソラシド」の「ファ」の音だけシャープさせた音を使用すると言うことになります。
これが、この曲の基本の音階になります。
ちなみに、このまま弾くとなにか変な感じですよね。ところが、この音階をこの曲の最初のコードの「G」つまり「ソ」から順番に弾いてみてください。
そうすると、きちんとした音階になっていることがお解かりだと思います。この音階を「Gメジャースケール」と言います。この、スケールについては、今後理論編で詳しくお話しますので、ここでは頭の片隅に置いておいて下さい。
話を戻しますと、この音階に含まれる音はノンコードトーンであってもコードをつけることが可能と言うことを覚えてください。
そこで、今までの基本的なことを守りながらノンコードトーンに和音をつけて見るとこのようになります。
お解かりでしょうか?先ほどより、かなり重厚な感じですね。
これは、メロディが低い音、つまり、ベース音とオクターブしか離れていないためにコードトーンが近い音で、しかも低い音で重なってしまうために起こります。
例えば、このオクターブを2オクターブにする、つまりメロディをオクターブ上にしたらどうでしょうか?こうすることによって、ベース音との間にたくさんの音があり、選択の幅も広がります。また、ギターの指板上でも、よりバリエーションが出来ますね。
次のTrackでは、メロディーをオクターブ上げて考えてみます。