メロディをオクターブ上げてみます
ソロギターレクチャー【第4楽章・Track24】
まずは、メロディをオクターブ上げて単音で弾いてみて下さい。
かなり、高いフレットの方まで使用するようになりますね。ここに、和音をつけていくわけですが、その前にコードについて少しお話します。
今までダイヤグラムでお話していたコードはいわゆるローコードと言われています。これは、比較的ギターのヘッドよりのコードでギターをはじめると最初に覚えるコードたちになります。解放弦を利用しますので、比較的簡単で覚えやすいわけです。
ところが、メロディが今度は高いフレットで奏でることになりますので当然ですが、ローコードでは対応が難しくなります。
そうすると、初心者の方が苦労するいわゆる、セーハと言われるコードが出てきたり指を結構開かないとおさえられないストレッチ的なコードが出てくるわけです。
そこで、今回のメロディを弾くために必要と思われるコードのダイヤグラムをご紹介したします。
まずは「G」です。
この形は比較的ポピュラーな形になります。さっそくセーハが出てきました。これは3フレットを人差し指で全部押さえます。
あまり見たことの無い形ですね。でもこれも「G」なんです。
これも一般的ではありませんね。もちろん7フレットはセーハします。10フレットを小指で押さえるのですが結構大変です。
まあ、これらのコードは一応形を理解していれば良いのではないかと思います。ちなみにその他のコードもダイヤグラムをご紹介いたします。
それでは実際に、メロディにコードをつけていきたいと思います。
先ず1小節目ですが、メロディをダイヤグラム上で表現するとこのようになります。
つまり1拍目の「シ」を押さえることが出来て、さらにコードを押さえることができるものを選択するわけです。
先ほどご紹介した「G」の3種類の中で、無理が無く押さえられるのは2番目か3番目の形になります。
どちらを利用すれば良いかと言う事ですが、これはお好みと言う部分があります。実際には前後の音の動き等によって選択するのですが今回は2番目の形で話をします。
それぞれを重ねてダイヤグラムで表すとこのようになります。
もちろんこのまま弾いても良いのですが、結構押さえ難い形なので省いても影響が少ない音を省きます。
この場合は「G」と言うコードの構成音である「ソ」=ベース音、「シ」=3度の音、「レ」=5度の音を見てみるとメロディ自体が3度の音になっています。さらに4弦の5フレットがベース音で3弦の7フレットが5度の音になっています。そして2弦の8フレットはまたベース音の「ソ」になっています。
この場合は、ダブっている2弦の8フレットの音を省くと、まさにコードトーンそのものになるわけです。したがってこのように弾きます。
ここまではお解かりでしょうか?
続いて2拍目は1番目の形が使用できますのでこのようになります。
さらに、3拍目も同じ形を使用でします。
こんな風に、和音を重ねていけばよいわけです。実際にご自分でメロディに和音をつけて見てください。
わたしのつけ方は次のTrackでご説明します。