もう一度テーマへ戻ります
ソロギターレクチャー【第5楽章・Track29】
それでは次の9〜12小節です。
9小節目からは、いわゆる2コーラス目になります。当然変化を付けたいので、ここではオクターブ上げたメロディにしています。
だぶんこのアレンジでは、ここの部分がいわゆる肝になるわけですね。盛り上がると言うことです。ここの基本は第4楽章でお話したことが中心です。そして、ここでも、わたしはコード「G」のベース音「ソ」から半音づつ下りてくるクリシェを使っています。
基本は同じでメロディとベース音が決まってくれば、おのずとギター上でのポジションは決まってきますね。ですから、そのポジションで指が届く範囲で、和音を決めれば良いと言うことになります。
10小節目の1拍、2拍目は人差し指での5フレットのセーハになります。そして3拍目も更に下りようと思ったのですが、ここは次のコード「G」のベース音へ続く「ファ♯」で次に解決しました。
11、12小節目は今までの流れになります。
次の、13から16小節目は先ほどの5から8小節目と同じになります。
ここで、このように同じ場合でも13小節目から16小節目の方が流れ的に盛り上がる必要があります。その場合は、いろいろな弾き方があるのですが、とりあえずは少し力強く弾くと言うことでしょうか。手っ取り早くは・・・。
それ以外にも、少しコードをばらして、ジャラーンと言う感じ弾くとか・・・。
このあたりは、感性の勝負と言うことになりますので、お好きなイメージで良いと思います。
最後になりました。17小節からエンディングまでです。
17小節目は裏で「レ」を入れると言う先ほどお話したことを、オクターブ上で行っています。ここでもクリシェですね。
そして18小節目では解放弦の6弦の「ミ」の音を力強く延ばして最後の締めとしています。
エンディングに、3度のハーモニーを少し入れて静かに終わる・・・と言うことです。
お解かりになりましたでしょうか?
次のTrackは今までのまとめです。