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実際のアドリブの解説 その1

ソロギターレクチャー【第6楽章・Track42】

いよいよこの第6楽章も終りです。

まとめとして、実際に演奏したわたしのソロを解説して見たいと思います。

まずは、ソロの部分はこんな感じになりました。

このソロは基本的には即興です。しかしこのレクチャーをさせていただいているので、ある程度は練った部分もあります。

アドリブの基本はその場での即興演奏が醍醐味なんですが、なかなか上手く行かないので現実です。

ですからわたしたちアマチュアの場合はある程度のラインを考えて作っておいて、実際にはそれを基本にして即興をするとまとまったソロになると思います。

これは、ソロギターに限らず全てのギターソロに言える事ですが・・・。

それではまず1小節目です。

この部分はソロのスタート。スタートでいきなり飛ばさないようにゆっくりとしたフレーズです。コードを鳴らして、前のTrackでお話した1弦をメロディにすると言う方法で演奏しています。

また、Dの部分とD7の部分のメロディは同じメロディです。しかし、コードが変わることによって、また雰囲気が良くなります。

D7の部分は、Dから音が変わった「ド」の音を積極的に使用する方法の他にこのような方法もありますね。

2小節目です。

最初の2拍は今までお話した通りで基本のコードを解放弦で入れて、ここでもメロディを1弦で演奏しています。

そして次ぎの2拍ですが、これはGのコードを分散してアルペジオを入れていると言うスタイルです。

アルペジオなんですが、メロディに対して少し対旋律の様な感じになっていて最後にメロディとハモっていると言う感じになりました。

次ぎは3小節目です。

この部分の1拍目は今までの考え方と同じです。そして2拍目は前の小節と同じでコードをアルペジオで分散しています。

そして3拍、4拍目ですが、この部分はメロディをハモっています。一見難しそうなんですが、実は左手の押さえはほとんどDのコードスタイルです。

このようにコードを押さえてメロディだけ動かしていくと和音を使った厚みのあるアドリブを奏でることができます。

次ぎの小節です。

この小節は、A7をほとんどそのまま押さえてメロディと言うよりはコードをカッティングしていると言う感じになりました。

このように、コードをそのまま弾いて、そのリズムを工夫することでもアドリブラインとしては成立しますね。

そして最後の1拍でその次ぎのメロディへ向かうきっかけのフレーズを弾いて次につなげていきます。

5小節目からは次ぎのTrackで解説します。

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