コードフォームをひとつのコードで考えます
ソロギターレクチャー【第7楽章・Track50】
前のTrackではひとつのコード進行でのポジションを見てきましたが、ここで少し視点を変えてひとつのコードをフォームの考え方で見ていくとどうなるかについての話をさせていただきます。
解りやすくコード「C」で見てみます。
まずローポジションのコード「C]ですが・・・
ですね。これはおなじみ。
コード「C」のベース音「ド」が4、5、6弦上でどのようにポジションされているのかを見てみますと・・・
この3ヶ所の「ド」の音に対してフォームを当てはめてみます。
まず、5弦の3フレットの場合は、5弦のベース音では「Cフォーム」と「Aフォーム」が使用できますので・・・
次に、6弦の8フレットの場合ですが、6弦がベース音の場合は「Gフォーム」と「Eフォーム」でしたね。
最後に4弦の場合は、使用できるのが「Dフォーム」ですので・・・
となります。お解かりでしょうか?
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ちなみに12フレット以上はオクターブ上と言うことですので繰り返しになります。12フレットをセーハしてCフォームの「C」を押さえると丁度オクターブ上になるわけですね。
この、ひとつのコードの流れを、低い方のフレットから見ていくとCフォーム→Aフォーム→Gフォーム→Eフォーム→Dフォームと言う順番になっていることはお解かりですね。
実はこの順番は全てのコードに共通なんです。
例えばローコードの「A」は
ですね。これに先ほどのフォームの並び方Cフォーム→Aフォーム→Gフォーム→Eフォーム→Dフォームを当てはめてみると・・・最初がAフォームの「A」なので次はGフォームの「A」続けてEフォームの「A」、Dフォームの「A」、そしてCフォームの「A」となります。
お解かりでしょうか?
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次のTrackでは、さらに具体的に考えてみます。