実用性の高い、横のつながりです
ソロギターレクチャー【第7楽章・Track51】
前のページでの話はお解かりいただけましたでしょうか?少し混乱しそうなお話ですが、よく考えてみていただければお解かりになると思います。
それでは、先ほどの各フォームを今までは単独で見てきましたが、これを横のつながりで見てみたいと思います。
コード「C」を例に、全てのフォームを指板上であらわすとこのようになります。
この横のつながりはギターを弾く上で一歩飛び出すために大変重要で大切なことです。
また今まで結構、机上の様な話が多かったのですがこの横のつながりは極めて実践的で利用価値の高いもでのです。
この横のつながりを覚えて、使用できるようになると縦横無尽にギターのフレット上を動き回ることが出来るようになります。
ちなみに、先ほどのコード「A」の場合も同じようにあらわしてみると・・・
このようになります。
一見違うように見えるのですが、実は同じことを平行移動しているだけと言うことに気がつくと思います。
例えば、このふたつをずらして並べて見ると・・・
もうお解かりですね。
単に出発点が違うだけなんです。
これがギターの最大の特徴である平行移動と言うことなんです。
つまりワンパターンを覚えると、平行移動することで、その他のパターンが弾けてしまうと言うことになります。
簡単で便利なところなので、使わない手はありません。
ですから音楽的な難しい楽典などと照らしあわせると・・・とても難しい話になってしまいますね・・・きっと。
でも平行移動に極端に頼ってしまうと、例えばフレーズが陳腐になったり、ワンパターンになったりするのでそのあたりの難しさはありますが・・・。
それでは、次のTrackでさらに具体的な曲を例にしてこの平行移動をソロギターでどのように有効に使用するのか?と言うことの、ほんのさわり部分の話をさせていただきたいと思います。